みり|新卒1年目で会社を辞めたフリーランス

新卒1年目で会社を辞めたフリーランス

新卒で入ったホワイト企業を適応障害で休職することになった話②

前回に引き続き、私が入社1年目で会社を休職するまでに至った話を書いていきます。この話が、今不安に駆られる誰かの役に立ちますように。

 

私のプロフィール

2022年3月大学卒業
2022年4月中小企業の事務職に就職
2022年12月適応障害と診断され休職
 

私がやめたいと感じたもう一つの理由

休職ぎりぎりまで周りの人に話せなかった理由がもうひとつあります。それは自分に正社員の働き方が合っていないんじゃないかということです。ずっともやもやしながら働いていた原因は多分これだと思います。

定年まで週5で朝から夜まで働くこと、満員電車に毎日乗ること、金曜に仕事が終わってもまた月曜になったら働かなくてはいけないこと、それらの違和感や不安が徐々に大きくなっていきました。

 

休職までの不安とそれを乗り越えた方法

体調を崩して会社を休みたい人、今の会社が合わないと感じている人、休みたいと思っても沢山の不安がつきまといます。私も休職するまで沢山ネットで休職や退職について調べたりSNSで同じような人の投稿を見て心を落ち着かせようとしました。そんな私が不安を乗り越えた大切にしている言葉や考え方を共有します。

 

①今までの努力がすべて消えてしまうのが怖かった

私が休職するのが怖かった理由の一つがこれでした。ずっと続けていた部活、毎日朝から晩まで勉強した大学受験、努力が報われた大学合格、4年間頑張ったバイト。そういうそれまでの自分が頑張った積み重ねが、休職することで崩れそうで怖かった。これまで沢山の大人たちにかけてもらったお金や愛情を裏切るようで怖かった。

会社を続けることへの不安ももちろんありましたが、やめることへの不安も大きかったのです。今まで周りと同じように、レールを踏み外さずにやってきたのに。今まで快適だと思っていた、みんなと一緒に乗っている人生の列車を降りることなんてできないと思ってました。休みたいけど絶対休めない。

この不安が解消されたのはある人に言われた言葉がきっかけでした。

君が乗ってるのは止まれない列車じゃない、自分でコントロールできる自転車でしょ。止まりたければ自分で止まればいいんだよ。

こう言われて全身の力が抜けました。なんだ、自分で止まれるのか。

今まで頑張ってきたことももちろん周りのおかげもあるけど一番は自分が努力したから。私が今止まってもまたできる時に努力すればいいじゃない。そう思うことができました。

 

②休んだあとは?

これも不安の一つでした。休職もいつまでもできない。そのあとは?今の仕事を続けることは多分無理。転職したとしても、また人間関係に悩んだり働き方に違和感を抱えたらこのまま働き続けられるのか。かといって退職してバイトや契約社員として働くのも経済面での不安が大きいんじゃないか。

これに関してはいまだに不安が解決したわけじゃありません。

でも、仕事やお金のことよりも今は自分の健康の方が大事。そう思うことができたおかげでとりあえず休もう、それから考えようと思えました。

 

③休んだっていい、自分を大切にすること

私が休もう、自分の心と体を大事にしようと思ったきっかけはSNSで見かけたこの言葉があるからです。

活動休止したBTSが「なにかをし続けなければならないアイドルのシステムは、ひとを成熟させない」って言ってたけど、アイドルのみならず全ての人に当てはまる。私たちはみんななにかをし続けなければならないシステムの中で生きている。立ち止まることは、休むことは怠惰ではない。その時間は人を救い、成熟させる。

私が休むことも怠惰ではないのだ。この言葉を何度も胸に刻み、胸をはって生きることにしました。自分に合った生き方をしよう。今まではその生き方がたまたま周りと一緒だっただけ。今回は少し周りと生き方が違うだけ。

いつだって自分を大事にして周りに頼りながら生きていこう。

みんなが耐えられるホワイト企業で私が耐えられなかったとしても、みんなができる通勤が私にはできなかったとしても。

今会社を休む、あるいは辞めようか迷っている人へ。会社よりも自分のことを大切にしてください。休むことは間違いではありません。みんなと違うことは悪いことではありません。

 

この文章が不安でいっぱいの誰かに届きますように。