みり|新卒1年目で会社を辞めたフリーランス

新卒1年目で会社を辞めたフリーランス

『失敗の科学』を読みました!【本レビュー】

📖『失敗の科学 失敗から学習する組織 学習できない組織』


マシュー・サイド著
有枝春訳

 

▶︎ジャンル
ノンフィクション

 

▶︎あらすじ
医療業界と航空業界のミスに対する対処の仕方の違いやそのプロセス、検察のミスに対する対処の仕方から
私たちはなぜミスを繰り返してしまうのか、どうやって失敗から学ぶのかを解説する


▶︎感想

 

私がいいなと思ったのは2つ!

 

①失敗事例がとにかく多い!
医療業界の手術ミス、航空業界の着陸判断ミス、検察の引き起こした冤罪など、
さまざまな角度から失敗について考えられるような具体的な例が沢山出てきます💭

どうしてそのミスが起こってしまったのか、そのミスから業界は何を学んだのか、なぜ学ぼうとしないのかを色んな事例から理解することかできます!

 

特に「認知的不協和」というのが印象に残っています💭
例えば検察は、冤罪が判明したあとに事実を伝えても、自分が一旦信じたことを曲げられない
客観的にみるとあり得ないことだが、当事者になるとプライドやプレッシャーなどの外的・内的要因から
自分が一度発信したことを撤回できなくなるそうです


②組織、そして自分はどうやって失敗と向き合うべきかが分かる!

組織としては、失敗をオープンにできる環境を作ることが大切だと分かりました
個人としては、小さなミスの改善を繰り返すことが大切だと分かりまし
この例に関しても、日本人が世界規模のホットドックの大食い選手権で優勝したことが例に挙げられています


この本を読んで、失敗の仕組みや認識の仕方、改善できる人とできない人の違いは何かを理解できました!
非常に内容の濃い、ためになる本なので
ぜひみんなに勧めたいです!☁️