みり|新卒1年目で会社を辞めたフリーランス

新卒1年目で会社を辞めたフリーランス

映画『行き止まりの世界に生まれて』を観ました!【映画レビュー】

🎬『行き止まりの世界に生まれて』

 

▶︎ジャンル
ドキュメンタリー

 

▶︎あらすじ
イリノイ州ロックフォードに住むキアー、ザック、ビンの3人は、それぞれ貧しく暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードに熱中していく。スケート仲間は彼らにとって唯一の居場所であり、もうひとつの家族だった
そんな彼らも成長するにつれ様々な現実に直面し、少しずつ道を違えていく。低賃金の仕事を始めたキアー、父親になったザック、そして映画監督になったビン。
幼い頃からスケートビデオを撮りためてきたビンのカメラは、明るく見える3人の悲惨な過去や葛藤、思わぬ一面を浮かび上がらせていく。そんな彼らの姿を通して、親子、男女、貧困、人種といった様々な分断を見つめ、アメリカの知られざる現実を映し出す

 

▶︎感想

 

いいなと思ったのはこの2つ!

 

①貧困問題のリアルさ

 

この映画はアメリカの貧困地域に住む若者たちが
登場する
みんなスケボーを中心に日々を楽しんでいるように見えるし、家族も恋人もいる…

 

だが実際は父親に暴力を振るわれて育っていたり
恋人に日常的に暴力を振るっていたり…そんな虐待や暴力の加害者・被害者たちだ

貧困が社会問題といっても、こんな風に暴力という形で日常に染み付いているのだと実感するドキュメンタリー💭

 

問題を問題とみなすこと。現実を受け止めて前を向くこと。大人になるということ。何かに真剣に取り組むこと。自分自身が何者か考え、何者かになろうとすること。
それらの困難さを教えてくれた気がした☁️

 

スケートボードのシーン

 

最初から最後まで、スケボーに乗るシーンが多い
スケボーは登場人物たちにとって、現実から逃げる手段であり、コミュニケーションツールなのだなとわかった💭

 

彼らのひとり、ザックが「スケボーによって自分をコントールしている」のだと話していたのが印象に残っている☁️
自分や周りへの憤りやもどかしさをクリアにしてくれるのだろう

 

暴力や差別といった問題と軽快なスケートボードのシーンは、両者のバランスが良く、見やすかった💭

 

 

問題提起の仕方やテーマが分かりやすく、見ていて不快感のない、考えさせられる映画でした🎬

 

これからもいろんなジャンルの映画を観ようっと☁️